年間主日・B年
「わたしはまことのぶどうの木」 教会は主を恐れ聖霊の慰めを受け信者の数が増えていった(使徒言行9:31参照) 早速、今日(きょう)の第一朗読ですが、福音史家ルカが、その福音書の続編として初代教会の紀元30年から63年までの、輝かしい歴史を編集した使徒…
「わたしは良い羊飼いである」 あのナザレの人、イエス・キリストの名によるものです(使徒言行4:16b参照) 早速、今日の第一朗読ですが、福音史家ルカが、紀元30年から63年までの聖霊に満たされた最初期の教会の歴史を編集した使徒言行録の4章からの抜粋で…
「あなたがたに平和があるように」 回心して立ち帰りなさい(使徒言行禄3:19参照) 今日の第一朗読ですが、福音史家ルカが、その福音書の続きとして紀元30年から63年までの初代教会の輝かしい歴史を編集した使徒言行禄の3章からの抜粋にほかなりません。 ち…
「本当にこの人は神の子だった」 打とうとする者には背中をまかせ、ひげを抜こうとする者には頬をまかせた(イザヤ50:6参照) 今日の第一朗読は、第二イザヤの(40章-55章)第二部で「主なる神の計画の実行」が、預言されますが、そこで歌われるのが「主の僕…
「イエスの言われる神殿とは ご自分の体のことだった」 神はこれらすべての言葉を告げられた(出エジプト20:1参照) 早速、今日の第一朗読ですが、出エジプト記が語るシナイ山での契約の基礎である十戒がイスラエルの民が聞こえるところから、与えられた場面…
「これはわたしの愛する子これに聞け」 あなたは、自分の独り子である息子すら、わたしにささげることを惜しまなかった(創世記22:12参照) 早速、今日の第一朗読ですが、百歳を超えた晩年のアブラハムが、彼の人生における最大の試練を、摂理に導かれて見事…
「イエスは深く憐れんで」 本日は「世界病者の日」に当たっていますので、初めに、教皇フランシスコの第32回「世界病者の日」教皇メッセージのさわりの箇所を、朗読いたします。 まず、メッセージのタイトルを「『人が独りでいるのはよくない』関係性をいや…
「彼女は一同をもてなした」 忘れないでください わたしの命は風に過ぎない(ヨブ7:7参照) 早速、今日の第一朗読のヨブ記ですが、教えの書であると同時に長編(ちょうへん)の詩でもあり、その偉大な教えは、人生における避けることのできない苦しみの神秘に…
「権威ある者としてお教えになった」 あなたの同胞の中からわたしのような預言者を立てられる(申命記18:15a参照) 早速、今日の第一朗読ですが、申命記が語るモーセが、民に「主はあなたの中から、あなたの同胞の中から、わたしのような預言者を立てられる…
「回心せよ、そして福音に信頼せよ」 初めに、本日が「神のことばの主日」と定められた経緯を説明します。 実は、教皇フランシスコは、2019年9月30日に発布(はっぷ)なさった使徒的書簡によって、年間第3主日を「神のことばの主日」と制定なさいました。 そ…
「来なさいそうすれば分かる」 どうぞお話ください、僕(しもべ)は聞いております(サムエル記下3:10e) 早速、今日の第一朗読ですが、最後の師士(しし)サムエルについて書かれたとされるサムエル記上の少年サムエルの、みことばを聞くという召命を受けた場面…
「幼子を拝み贈り物をささげた」 主の栄誉が宣(の)べ伝えられる(イザヤ60:6参照) 早速、今日の第一朗読ですが、第三イザヤが,紀元前6世紀ごろ、バビロンへ強制移住させられていたイスラエルの民が、半世紀ぶりに故国に戻った時に仰ぎ見る、なんと神の栄光…
「幼子はたくましく育ち」 アブラムは主を信じた、主はそれを彼の義と認められた(創世15:6参照) 早速、今日の第一朗読ですが、まさにアブラハム物語の核心に触れる箇所といえましょう。すなわち、アブラハムの信仰について最も古い伝承であるだけでなく、…
「ことばは人間となりわれわれの間に 住むようになられた」 み言葉は人間となり、われわれの間に住むようになった(ヨハネ1:14参照) 主の降誕の日中のミサのテーマは、「人となられたみことば」にほかなりません。 実は、この偉大な神秘は、すでに初代教会…
「地には平和、御心(みこころ)に適(かな)う人にあれ」 今宵(こよい)、全世界の善意の人々と共に主の降誕を祝うために、早速、今日の聖書朗読箇所を順に紐解き、降誕祭の聖書的意義を、ご一緒に探ってみましょう。 まず、第一朗読ですが、第一イザヤが伝える…
「お言葉どおりこの身に成りますように」 あなたの王国はとこしえに難く据えられる(サムエル下7:16参照) 本日、いよいよ待降節の最後の週となり、主の降誕祭を迎える準備を総括する恵みの時をいただくと言えましょう。 では、早速、今日の第一朗読を紐(ひ…
「重ねて言う 喜べ 主は近づいておられる」 わたしは主によって喜び、わたしの魂(たましい)は、わたしの主によって喜び踊る(イザヤ61:10参照) 本日の入祭唱で「主に結ばれた者として、いつも喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい(フィリピ4:4-5参照)…
「主の道を整え その道筋をまっすぐにせよ」 慰めよ、わたしの民を慰めよ(イザヤ40:1参照) 待降節の第二週目を迎え、その典礼は、主をお迎えする心の準備をどのように整えるのかを、救いの歴史のドラマを通して教えているのではないでしょうか。 まず、今…
「目を覚ましていなさい」 どうか天を裂いて降りて来てください(イザヤ63:19b参照) 今日から始まった待降節にあたって、典礼を手掛かりに、私たちの信仰の生き方について、ご一緒に振り返ってみましょう。 早速、今日の第一朗読ですが、第三イザヤが、50年…
「真理に属する人は皆わたしの声を聞く」 彼の支配はとこしえに続きその統治は滅びることがない(ダニエル7.13-14参照) 最初に、本日の王であるキリストの祭日の由来を簡単に振り返って見ましょう。 1925年、教皇ピオ11世は、ニケア公会議1600年記念祭にち…
「人の子が大いなる力と栄光を帯びて 雲に乗って来るのを見る」 多くの者の救いとなった人々は とこしえに星と輝く(ダニエル12.3参照) 早速、今日の第一朗読ですが、ダニエル書12章からの抜粋であります。 実は、この書物は、紀元前300年頃に、無名の著者に…
「この貧しいやもめはだれよりもたくさん入れた」 やもめは行ってエリヤの言葉どおりにした(列王記上17.15参照) 早速、今日の第一朗読ですが、列王記上17章からの抜粋であります。 この列王記は、ダビデ王の晩年における宮廷内の争いに始まり、ソロモン王…
「力を尽くして神を愛し また隣人を自分のように愛する」 今日わたしが命じるこれらの言葉を心に留めなさい(申命記6.6参照) 早速、今日の第一朗読ですが、申命記6章からの抜粋であります。この書物は、ギリシャ語の七十人訳聖書では、「第二の律法」となっ…
「盲人のバルティマイのいやし」 彼らは大いなる会衆になって帰って来る(エレミヤ31.8c参照) 本日の「世界宣教の日」のために教皇フランシスコは、「教皇メッセージ」を、次のような呼びかけで、初めておられます。 「親愛なる兄弟姉妹の皆さん! 神の愛の…
人の子は仕えられるためではなく 仕えるために来た 多くの人が正しいものとされるために 彼らの罪を自ら負った(イザヤ53.11) 今日の第一朗読ですが、イザヤ書53章からの抜粋であります。ちなみに近年、66章あるイザヤ書を、その編集者と時代によって便宜上…
「永遠の命を受け継ぐには 何をすればよいでしょうか」 知恵の手の中には図り難い富がある(知恵の書7.11参照) 早速、今日の第一朗読ですが、智恵文学に属する知恵の書の7章からの抜粋であります。 ところで、聖書で言われている知恵とは、一体(いったい)何…
「神が結び合わせてくださったものを 人は離してはならない」 人が独りでいるのは良くない(創世記2.18参照) いつものように今日の聖書朗読箇所を、順にふり返ってみましょう。 まず、第一朗読は、創世記2章からの抜粋ですが、恐らく紀元前10世紀頃に編纂さ…
「主の民すべてが預言者になればよい」 主が霊を授けて 主の民すべてが預言者になればよい(民数記11.29c参照) 本日は、「世界難民移住移動者の日」に当たり、「聖書と典礼」の2頁には、カッコして(献金)と表示されていますが、献金もさることながら、こ…
「すべての人の仕える者になりなさい」 本当に彼が神の子なら助けてもらえるはずだ(知恵2.18a参照) 早速、今日の朗読箇所を、それぞれ順に振り返ってみましょう。 まず、第一朗読ですが、知恵文学に属する知恵の書の2章からの抜粋であります。この書物は、…
「自分を捨て自分の十字架を背負って わたしに従いなさい」 打とうとする者には背中を任せ、髭を抜こうとする者には頬をまかせた(イザヤ50.6参照) 早速、今日の第一朗読を振り返ってみましょう。 朗読箇所は、第ニイザヤの50章の抜粋であります。 実は、第…