2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

四旬節第2主日・B年(24.2.25)

「これはわたしの愛する子これに聞け」 あなたは、自分の独り子である息子すら、わたしにささげることを惜しまなかった(創世記22:12参照) 早速、今日の第一朗読ですが、百歳を超えた晩年のアブラハムが、彼の人生における最大の試練を、摂理に導かれて見事…

四旬節第1主日・年年(24.2.18)

「時は満ち神の国は近づいた」 雲の中に虹が現れると契約を心に留める(創世記9:14-15参照) 早速、今日の第一朗読ですが、創世記が語る洪水の後(あと)、主なる神とノアとの間に結ばれた次のような契約の場面であります。 「わたしは、あなたたちと、そして…

「世界病者の日」(年間第6主日)・B年(24.2.11)

「イエスは深く憐れんで」 本日は「世界病者の日」に当たっていますので、初めに、教皇フランシスコの第32回「世界病者の日」教皇メッセージのさわりの箇所を、朗読いたします。 まず、メッセージのタイトルを「『人が独りでいるのはよくない』関係性をいや…

年間第5主日・B年(24.2.4)

「彼女は一同をもてなした」 忘れないでください わたしの命は風に過ぎない(ヨブ7:7参照) 早速、今日の第一朗読のヨブ記ですが、教えの書であると同時に長編(ちょうへん)の詩でもあり、その偉大な教えは、人生における避けることのできない苦しみの神秘に…