2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

七十五回目のクリスマス

初めてのクリスマス 初めてカトリック教会を訪ねたのは、小学六年生の夏休みであった。 それは、母がある日突然、三人の子どもたちに「教会に行きなさい」と一方的に命じたからである。 当時、我が家は母方の親戚を頼って旧満州から引き上げてきて、それまで…

待降節第1主日・B年(2020.11.29)

「気をつけて、目を覚ましていなさい」 昨日の「教会の祈り」の待降節第1主日前晩の祈りから、B年の待降節が始まりました。 ですから、今日は、B年の待降節第1主日を祝います。 ちなみに、この待降節は、前半では特に再臨のキリストを迎える準備に勤しみ、…

王であるキリスト・A年(2020.11.22)

「人の子はその栄光の座に着く」 王であるキリストの祭日のテーマ 1925年、時の教皇ピオ11世は、「われらの主イエス・キリスト、全世界の王の祭日」を、毎年10月の最後の日曜日に祝うことを、定められました。その後、典礼歴年の新しい原則によって、年間最…

年間第33主日・A年(2020.11.15)

「貧しい人のための世界祈願日」 貧しい人に援助の手を差しのべよ(シラ7.32参照) 教皇フランシスコは、すでに四年前から、年間第33主日を、「貧しい人のための世界祈願日」に定められました。 ですから、今日(きょう)のために、長い熱きメッセージを、全世…

年間第32主日・A年(2020.11.8)

「目を覚ましていなさい」 知恵を思って目を覚ましていれば(知恵の書6.15参照) まず、今日の第一朗読ですが、知恵の書の6章からの抜粋であります。 ちなみに、この知恵の書は、恐らく紀元前一世紀ごろに、エジプトの学問の都市アレクサンドリアで、ギリシ…

諸聖人の祭日・A年(2020.11.1)

「天には大きな報いがある」 白い衣を身に着け手にナツメヤシの枝(黙示録7:9参照) いつものように「ことばの典礼」でいただいた今日のみことばを、少し丁寧に振り返ってみましょう。まず第一朗読ですが、ヨハネ黙示録の7章からの抜粋であります。ちなみに…