四旬節

四旬節第2主日・B 年(2015.3.1)

「神はアブラハムを試された」 試練を乗り越え摂理を生きる 今日の第一朗読ですが、アブラハムが、自分の人生における最大の試練を見事に乗り越えた感動的なエピソードを伝えております。 朗読箇所は、3 節から 8 節までがはぶかれておりますので、念のため…

四旬節第 1 主日・B 年(2015.2.22)

「回心して福音を生きる」 滅びと救いの道具としての水 早速、今日の第一朗読ですが、創世記が語る「洪水物語」の後半の個所であります。 この洪水物語は、実際に起こった歴史的出来事を語っているのではなく、まさに、救いの歴史が展開する舞台設定にあたる…

四旬節第5主日・A年(2014.4.6)

「わたしは復活であり、いのちである」 旧約時代に示された神の救いの御業(みわざ)のクライマックス 四旬節も第 5 週目に入り、典礼は「復活であり、いのち」であるイエスを、聖書が語る感動的な出来事によって示してくれます。 実は、イエスが全人類に与…

四旬節第4主日・A年(2014.3.30)

「光の子として歩みなさい」 眠りについている者、起きよ 四旬節もいよいよ第 4 週目に入り、わたしたちの共同体は、洗礼志願者と共に、「清めと照らし」の典礼を実践しています。 ですから、今日の聖書朗読のテーマは、「キリストの光に照らされて、光の子…

四旬節第2主日(2014.3.16)

「主の言葉によって旅だった」 キリスト者としての召命 四旬節は、洗礼志願者と共に、キリスト者としての生き方を、再確認する恵みの時期にほかなりません。ですから、今日の聖書朗読箇所は、いずれもキリスト者としての召命について教えてくれるみことばが…

四旬節第1主日・A年(2014.3.9)「追悼と復興祈願ミサ」

「神の口から出る一つ一つのことばで生きる」 四旬節の意義 先週の水曜日に、「灰の水曜日」のミサをささげ、いよいよ四旬節に入りました。 この恵みの季節に当たって、四旬節の由来を簡単に振り返ってみたいと見ましょう。 実は、すでに四世紀以来、復活祭…